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早見表ではなく、自分の構成の実測値で決める

「MT4を3つならメモリ4GB」といった早見表はよく見かけますが、チャートの本数・足種・インジケーターの数・ヒストリカルデータの量で、同じ3つでも必要量は何倍も変わります。だから早見表は目安にしかならず、最後は自分の構成で測るしかありません。

本ページは一般的な情報の整理であり、金融商品取引法上の投資助言ではありません。FX取引はレバレッジにより、預けた証拠金を上回る損失が生じる可能性があります。取引の判断はご自身の責任で行ってください。
このページの内容
  1. 早見表が当たらない理由
  2. 使用量を測る手順
  3. 割当を決める計算
  4. 見落とされやすいディスクとネットワーク
  5. 測った値でプランを選ぶ
  6. よくある疑問

早見表が当たらない理由

取引ツールが使うメモリは、起動している本数ではなく「何を表示・計算させているか」で決まります。同じ1本でも、次の条件で必要量は大きく変わります。

同じ「MT4◯個」でも変わる条件

条件軽くなる方向重くなる方向
開いているチャート数運用に必要な分だけ使っていない通貨ペアも開きっぱなし
足種上位足のみ分足を多数同時に表示
インジケーター自動売買が参照するものだけ見た目の確認用を大量に重ねている
ヒストリカルデータ必要な期間だけ保持全期間・全ペアを取り込んだまま
同時に走る処理自動売買のみバックテストや最適化を並行させている
常駐ソフト取引に必要なものだけセキュリティソフトや同期ソフトが常時稼働

早見表に条件が書かれていない場合、どちら側の前提かが分かりません。まず自分の構成がどちら寄りかを確認してください。

「足りているか」は、起動直後ではなく相場が動いている時間帯に判断してください。値動きが少ない時間帯は処理も少なく、そのときの数値だけを見ると余裕があるように見えます。

使用量を測る手順

いまの環境で実測する

  1. ① 運用と同じ状態にする本番で開く予定のチャート・足種・インジケーター・自動売買を、すべて起動した状態にする。
  2. ② 相場が動く時間帯を選ぶ主要市場が重なる時間帯など、処理が増える時間に測る。
  3. ③ メモリとCPUを見る取引ツールのプロセスごとの使用量と、システム全体の使用量の両方を控える。
  4. ④ 数時間以上そのまま置く起動直後ではなく、時間が経ったあとの値を見る。稼働を続けると使用量が増えていくことがある。
  5. ⑤ ピーク値を記録する平均ではなくピークが、必要な割当を決める基準になる。
  6. ⑥ ピーク値に余裕を足す更新プログラムの適用や一時的な処理のぶん、ピークをそのまま必要量とはしない。
手元のパソコンで測った値は、そのまま移せる目安になります。いま自分のパソコンで動いている構成をそのままVPSへ持っていくなら、実測はいまの環境でできます。契約前に測ってください。

FX向けVPSの構成と料金を確認する

各プランの割当と料金は公式サイトに記載があります。測った値と照らして選んでください。

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割当を決める計算

必要なメモリの考え方

① + ② + ③ + ④ が下限です。ここに届かない割当を選ぶと、動作が重くなるか、処理が中断されます。

逆に、実測の何倍もの割当を選んでも取引の成績は変わりません。余った分は使われずに課金されるだけです。上位プランを選ぶ根拠は「いま足りない」か「近く増やす」のどちらかであるべきです。

見落とされやすいディスクとネットワーク

メモリとCPUばかり比べられますが、実際に困るのはディスクの空き容量であることが多いです。

ディスクで詰まる原因

空き容量がなくなると、取引ツールは起動していてもログが書けずに処理が止まることがあります。定期的に不要なファイルを消す運用を、契約時点で決めておいてください。

ネットワークについては、公表されている数値よりも「取引サーバーとの間で実際にどれだけ待つか」が重要です。数値の公表があっても、自分が使う業者のサーバーとの間で同じ結果になるとは限りません。試用期間や短期契約がある場合は、まずそこで確認する方法があります。

別のFX向けVPSの構成も見る

同じ用途向けでも、割当の考え方と料金体系は事業者によって違います。

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測った値でプランを選ぶ

実測値とプランの照らし方

実測で分かったこと選ぶ方向注意
ピークが割当の6〜7割に収まるそのプランで足りている追加予定があるなら次の段も確認
ピークが割当の9割に迫る一段上を検討更新プログラムの適用時に足りなくなる
ピークが割当を超える上位プランが必要そのまま契約すると処理が中断される
ピークが割当の3割以下下位プランを検討使わない性能に払い続けることになる

「割当ちょうど」で契約しないでください。運用中に増える分を吸収できません。

プラン変更ができるかどうかも、ここで確認しておく価値があります。測って選んでも、運用しているうちに構成は変わります。変更の可否と、変更時に環境が引き継がれるかを申し込み前に確認してください。

よくある失敗

起動直後の数値で判断する

取引ツールは稼働を続けると使用量が増えることがあります。数時間置いてから測ってください。

平均値で必要量を決める

止まるのはピークのときです。基準はピークです。

ディスクを見ない

空き容量が尽きると、メモリに余裕があっても処理が止まります。

使わないチャートを開いたまま測る

実際より重い前提で契約することになります。まず構成を整理してください。

早見表の数字だけで上位プランを選ぶ

条件が書かれていない早見表は、自分の構成に当てはまるとは限りません。

よくある疑問

よくある疑問

メモリを増やせば動作は速くなりますか。

足りていない状態を解消するまでは効果がありますが、足りている状態からさらに増やしても速くはなりません。まず足りているかを実測で確認してください。

CPUとメモリのどちらを優先すべきですか。

何がボトルネックかによります。実測でどちらが先に上限へ近づくかを見てください。バックテストや最適化を回すならCPU、チャートと本数を増やすならメモリが先に効くことが一般的です。

自分のパソコンで測った値はそのまま使えますか。

同じ構成を移すなら目安になります。ただし基本ソフトの版や常駐ソフトが違えば、その分の差は出ます。余裕を持たせてください。

試用期間で何を確かめればよいですか。

本番と同じ構成を動かして、ピークの使用量と、取引サーバーとの応答を確認してください。短時間の起動確認だけでは分かりません。

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一次情報の確認先

本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。

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