本ページはアフィリエイト広告を利用しています。掲載情報は公的機関および各社公式サイトの公表内容にもとづきます。

1人あたりを決めて、人数を掛ける。それだけ

備蓄品のリストを眺めても決まりません。1人あたりの数量は公表されています。あとは人数を掛けるだけです。難しいのは、掛ける人数のほうです。

このページの内容
  1. 1人あたりの目安
  2. 人数の数え方
  3. 計算してみる
  4. 置ける量に収まらないとき
  5. 会社が持つか個人に持たせるか
  6. 水と食料以外
  7. よくある失敗
  8. よくある疑問

1人あたりの目安

東京都の帰宅困難者対策ハンドブックが示している目安です。

1人あたりの備蓄(東京都帰宅困難者対策ハンドブック)

品目目安内訳
計9リットル1人当たり1日3リットル × 3日
主食計9食1人当たり1日3食 × 3日
毛布1枚
簡易トイレ・衛生用品・ビニール袋等従業員数に応じて数量の記載なし

「3日分」は東京都帰宅困難者対策条例 第7条第2項の「三日分の飲料水、食糧その他災害時における必要な物資」に対応します。

簡易トイレの回数について、本サイトでは目安を示しません。ハンドブックに数量の記載がないためです。事業所の所在地の自治体が独自の目安を示していることがあるので、そちらを確認してください。

本サイトは東京都および内閣府の公表内容を整理したものです。備蓄の要否・数量の考え方は自治体の条例やガイドラインによって異なります。事業所の所在地の自治体(防災担当課)でご確認ください。

人数の数え方

ここが実務の難所です。「従業員数」ではなく「そのとき社内にいる人数」で考えます。

数に入れるかを判断する対象

そして東京都のハンドブックは、外部の帰宅困難者のために10%程度の量を余分に備蓄することの検討を挙げています。

実務では、「いちばん人が多い日の人数 + 10%」で置くのが分かりやすい形です。ただし置き場所と費用の制約があるので、最後は自社で決めることになります。決めた根拠を記録に残してください。あとで説明を求められたときに効きます。

計算してみる

従業員30人の事業所の場合(目安を機械的に当てはめた例)

2リットルのボトルなら約149本。500ミリリットルなら594本。段ボールにすると相当な量になります。

この量を実際に置ける場所があるかを、買う前に確認してください。「注文してから置き場所を探す」と、避難通路に積むことになります。

置ける量に収まらないとき

量が入らないときの考え方

保管場所を分散する

ハンドブックは、高層ビルについてエレベーターが停止した場合に備え、保管場所を分散させておくことを考慮するとしています。フロアごとに分けるのは、量の問題だけでなく安全の問題でもあります。

収納什器を入れて縦に使う

床に平置きすると面積を食います。棚やロッカーで縦に積むと同じ面積で量が入ります。ただし転倒防止が必要です。

かさばるものを見直す

毛布はアルミシートなど薄いものにすると体積が大きく減ります。ただし用途が同じかは確認してください。

段階的にそろえる

一度に全部そろえなくても構いません。水から始めるのが一般的です。優先順位を決めて記録に残してください。

備蓄品を縦に収納できる棚・ロッカーを見る

転倒防止と、避難通路を塞がない配置が前提になります。設置条件は施工者と所轄消防署にご確認ください。

掲載内容は各社公式サイトの公表値です。効果には個人差があります。広告(PR)を含みます。

会社がまとめて持つか、個人に持たせるか

「各自でデスクに置いてもらえばよいのでは」という案が必ず出ます。どちらにも欠点があります。

まとめて持つ/個人に持たせる

観点会社がまとめて持つ個人に持たせる
取り出しやすさ保管場所まで行く必要がある手元にある
期限の管理一覧で管理できるほぼ管理できなくなる
数の把握正確に分かる誰が持っているか分からなくなる
来客の分余分に持てる対応できない
異動・退職影響しない持ち出されたか残っているか分からない
置き場所まとまった面積が要る面積は要らない

実務では「会社がまとめて持つ」を基本にし、個人に持たせるのは補助的にする形が管理しやすくなります。

個人に持たせる方式の最大の問題は、期限管理と異動です。3年後に誰が何を持っているか分からなくなります。配るなら、期限が来たら回収して入れ替えるところまでを決めてください。

一方で、まとめて持つ方式の弱点は「取りに行けない」ことです。停電でエレベーターが止まったときのために、保管場所を分散させる考え方があります。保管場所のページで扱います。

水と食料以外

条例は「飲料水、食糧その他災害時における必要な物資」としています。何が「必要な物資」かは、3日間そこで過ごすために要るものから考えます。

ハンドブックが明示しているのは毛布と、簡易トイレ・衛生用品・ビニール袋等です。それ以外について本サイトでは品目を列挙しません。事業所の状況(在館者に配慮が必要な人がいるか、医療機器を使う人がいるか)で変わるためです。

ただし、停電を前提に考えると必要なものが見えます。照明、情報を得る手段、機器の充電。電源については、家庭向けですが停電・防災の電源確保で容量の決め方を整理しています。考え方は事業所でも同じです。

よくある失敗

従業員数だけで数える

そのとき社内にいる人が対象です。ハンドブックは10%程度の上乗せの検討を挙げています。

置き場所を決める前に注文する

入りきらず、避難通路に積むことになります。

床に平置きする

面積を食い、地震で散乱します。棚に入れて転倒防止をしてください。

一度に全部そろえようとして止まる

水から段階的に始めれば進みます。

決めた根拠を残さない

人数の想定を後から説明できなくなります。

よくある疑問

簡易トイレは何回分必要ですか。

東京都のハンドブックには数量の記載がないため、本サイトでは目安を示しません。「従業員数に応じて準備」とされています。自治体が独自の目安を示している場合があるので、所在地の自治体でご確認ください。

水は2リットルと500ミリリットルのどちらがよいですか。

配りやすさと保管効率のどちらを取るかです。500ミリリットルは配りやすく飲みきりやすい一方、同じ量なら容器の数が増えて場所を取ります。両方を組み合わせる方法もあります。

女性用品も備蓄すべきですか。

ハンドブックは「衛生用品」を挙げています。在館者の構成に応じて検討してください。本サイトでは品目を列挙しません。

アレルギーや食事制限のある人がいます。

個別の配慮が必要です。本人に確認して、必要な分を別に用意するのが確実です。備蓄品の原材料表示も確認してください。

備蓄品の費用はどう処理しますか。

税務上の取扱いは事案によって異なります。本サイトでは扱いません。顧問税理士または所轄税務署にご確認ください。

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一次情報の確認先

本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。

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