本ページはアフィリエイト広告を利用しています。掲載情報は公的機関・業界団体および各社公式サイトの公表内容にもとづきます。

消去は排出者の責任。渡して終わりではない

「処理業者が消してくれるはず」と思って渡すと、後で説明できません。パソコン3R推進協会は、データ消去を排出者の責任としています。誰がどうやるかを先に決めてください。

このページの内容
  1. 責任は誰にあるか
  2. 消去の方法
  3. どれを選ぶか
  4. 自分で消去する場合
  5. 記録として残すもの
  6. パソコン以外に残るもの
  7. よくある失敗
  8. よくある疑問

責任は誰にあるか

パソコン3R推進協会は、リサイクル施設での処理について次のように説明しています。

ハードディスクのデータはお客様の責任で予め消去して頂くこととしていますが、リサイクル施設ではパソコンから取り出したハードディスクを解体し、破砕して、鉄、アルミなどの素材に分別していますので、その段階で残っていた情報があったとしてもデータとして再生はできなくなります

一般社団法人パソコン3R推進協会「PCリサイクルQ&A」Q4-5

読むと2つのことが分かります。①消去は排出者の責任。②最終的には破砕されるので、そこまで行けば再生できない。

問題は「そこに着くまで」です。梱包して、輸送されて、施設に着いて、解体されるまでの間、そのハードディスクは中身が入ったまま移動します。だから排出者が先に消します。

本サイトはパソコン3R推進協会および公的機関の公表内容を整理したものです。回収の方法・料金・手続きはメーカーによって異なります。実際の手続きは対象機器のメーカー、または委託先の処理業者にご確認ください。廃棄物処理法上の取扱いは、所在地の自治体の産業廃棄物担当課にご確認ください。

消去の方法

データ消去の主な方法

方法何をするか向いている場面
ファイルの削除・ゴミ箱を空に見えなくするだけ。データは残る消去にならない
初期化・リカバリ工場出荷状態に戻す。復元できる場合がある単独では不十分
専用ソフトによる上書き消去記録領域を無意味なデータで上書きする再利用・売却する場合
暗号化消去暗号化しておき、鍵を破棄する対応している機器・OSの場合
物理破壊ドライブを破砕・穿孔する再利用しない場合。最も確実

SSDとHDDでは有効な方法が異なることがあります。機器の種類にあわせて選んでください。

「初期化したから大丈夫」が最も多い誤解です。初期化は消去ではありません。

どれを選ぶか

状況別の選び方

そのまま廃棄する(再利用しない)

物理破壊が最も確実です。処理業者が破壊の証明を出せるかを確認してください。

中古として売却する・下取りに出す

物理破壊はできないので、上書き消去または暗号化消去になります。買取業者が消去を行う場合、その手順と証明を確認してください。

社内で再配置する

上書き消去または初期化+暗号化。前の利用者のデータが残らないことを確認します。

リースの返却

リース会社の規定に従います。勝手に物理破壊すると契約違反になることがあります。契約書を先に読んでください。

故障して起動しない

ソフトウェアでの消去ができません。物理破壊を選ぶことになります。

リースの返却が落とし穴です。「消したいから壊す」は、借りている機器ではできません。

自分で消去する場合

業者に頼まず社内でやる場合、「何を使うか」より「記録が残るか」で選んでください。

自分でやるときの選択肢

OSの初期化機能を使う

手軽ですが、初期化は消去ではありません。復元できる場合があります。単独では不十分と考えてください。

OSの暗号化機能を使い、鍵を破棄する

対応している機器・OSであれば有効な方法です。暗号化が有効になっていたかを事前に確認してください。あとから暗号化しても、すでに書かれた領域には効かないことがあります。

消去用のソフトを使う

記録領域を上書きします。証明書(消去結果のログ)を出せるかで選んでください。無料のものは証明が残らないことがあります。

ドライブを取り外して物理破壊する

最も確実です。ただし取り外せない機種があります。また、破壊した記録を自分で残す必要があります。

社内でやるときの落とし穴は「やったことを証明できない」ことです。誰が・いつ・どの機器に・どの方法で行ったかを、作業のたびに記録してください。あとからまとめて書くと抜けます。

なお、消去せずに処分するのは避けてください。協会は消去を排出者の責任としています。輸送中や処理前の段階で、情報が残ったまま機器が移動することになります。

記録として残すもの

やったことを説明できる形にしておきます。監査や取引先のセキュリティ確認で求められます。

残しておくもの

最後の行が重要です。証明書だけあっても、どの機器のものか分からなければ使えません。台帳と紐づけてください。廃棄の記録のページで扱います。

入れ替え先の中古パソコンを、保証つきで探す

在庫・保証条件は公式サイトでご確認ください。

掲載内容は各社公式サイトの公表値です。効果には個人差があります。広告(PR)を含みます。

パソコン以外に残るもの

本体だけ気にして、周辺に残ったデータを忘れることがあります。

見落としやすいもの

複合機は特に見落とされます。リースの入れ替え時に、内蔵ストレージの扱いをリース会社に確認してください。

よくある失敗

初期化=消去だと思う

初期化は工場出荷状態に戻すだけで、復元できる場合があります。

業者に任せて記録を残さない

排出者の責任です。何をしたかを説明できる形にしてください。

リース機を物理破壊する

契約違反になることがあります。契約書を先に読んでください。

複合機・USBメモリを忘れる

本体以外にもデータは残ります。

証明書を台帳と紐づけない

どの機器の証明か分からなくなります。

よくある疑問

処理業者が消してくれるのではないですか。

パソコン3R推進協会は「お客様の責任で予め消去して頂くこととしています」としています。業者が消去サービスを提供している場合でも、責任は排出者に残ります。

何回上書きすれば安全ですか。

本サイトでは回数の基準を示しません。機器の種類(HDD/SSD)や求められる水準によって変わります。社内規程や取引先の要求水準にあわせてください。

SSDでも同じ方法でよいですか。

HDDとSSDでは記録の仕組みが異なり、有効な消去方法が違うことがあります。機器のメーカーの案内をご確認ください。

消去ソフトは無料のものでよいですか。

証明書を発行できるか、社内規程や取引先の要求を満たすかで選んでください。本サイトでは特定の製品を扱いません。

壊れて起動しないパソコンはどうしますか。

ソフトウェアでの消去ができないため、物理破壊を選ぶことになります。破壊の証明を出せる業者に依頼してください。

会社のパソコン廃棄と入れ替えガイドの記事一覧

一次情報の確認先

本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。

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